端正で色白な顔で覗かれるもんだから、あたしは顔が真っ赤になったのがわかった。
「あなたの素性がわからないので、屯所に同行しますよね?」
………前言撤回。
こちらの意見なんて耳を貸さないドSだった。
あたしが一言も話さないのを可笑しく思ったのか、先生は困った顔をした。
いやいやいやいや、困ってんのこっちだし!!
何が何だかさっぱり…。
頭クラクラしてきたわ…。
先生はスクッと立つとあたしに手を差し出した。
こういう紳士的なところはあるのね…。
なんて調子乗って手をつかんで立とうとした。その時……
「……いっ!?」
右足に激痛が走る。特にふくらはぎ辺り。今までにない、初めての痛み。ジンジンと痺れてあたしは暫く悶えていた。

