新撰組の奴らはあたしがいきなり声を挙げるので耳を塞ぐ余裕もなく、ただビックリしてた。


そんなあたしの声はかなり大きかったらしくすぐまた違う新撰組の人が来た。
物凄い速さでね(汗)


「どうしたんですか?」


あれだけ走ったのに息も上がってない…。す、すご…。


「変な女を見つけました、沖田先生。
長州の回し者でしょうかね?」


さっきの人が今走ってきた人に状況を話す。先生って…目上の人かな…?
しかも…沖田…?


するとその先生は既に抜いていた刀を鞘に戻して、あたしの目の前にしゃがみこむ。



からの顔を覗かせる。



「っ!」



その先生は若くて、見た目からすると歳はあたしと同じか年下?
これが先生?
でも教育実習生とかにもいるしな、こういうタイプ。←



普通にしてればモテるんだろう、なんて思った。