とりあえず、道の真ん中に放置されてます、うん、なにこれ。周りの人たちは家やお店のなかに入り気配を消した。
よーくよーく目を凝らして見ると、ミントグリーンっぽいと白で下の方にギザギザ模様のある羽織。
それを着た男性が二人……あたしを見つけるとすぐさま駆け寄ってきた。
「おい、大丈夫か?」
「おまっ、長州の奴だったらどうすんだよ!!」
この羽織は見たことある……。
こいつらは新撰組だ……。
私はそこで初めて、自分の身に起きていることがわかり始めた(かもしれない)。
「えぇぇぇぇえええええっ!?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…