とりあえず、道の真ん中に放置されてます、うん、なにこれ。周りの人たちは家やお店のなかに入り気配を消した。


よーくよーく目を凝らして見ると、ミントグリーンっぽいと白で下の方にギザギザ模様のある羽織。



それを着た男性が二人……あたしを見つけるとすぐさま駆け寄ってきた。



「おい、大丈夫か?」

「おまっ、長州の奴だったらどうすんだよ!!」


この羽織は見たことある……。






こいつらは新撰組だ……。











私はそこで初めて、自分の身に起きていることがわかり始めた(かもしれない)。







「えぇぇぇぇえええええっ!?」