「仕方ねえだろ、土方さん。佐之は女には目がねぇんだからよ!」
「あはは!!さもありなん!!」
「るせぇ、ぱっつぁん、平助!
こんな別嬪さんが住むんだからよ!!」
……なんか一気に賑やかになったんだけど。
「んで!?お前、名前はなんつーんだ!!」
「神崎志穂です」
「うひょーーお前まじで別嬪だなぁ!!」
「は、あははは……」
「おっと、そう言えば自己紹介をしていなかったな!
俺は近藤勇だ。この壬生狼士組の局長だ!!」
あっ!!!思い出した!!
あの、近藤勇!!!
今はちがうけど、後の新撰組のリーダーだよね!!
「…俺は土方歳三。副長だ。」
「まったく土方さんは素直じゃないんだから…。私は沖田総司です。副長助勤兼一番隊組長です。」
「俺は永倉新八だ!二番隊組長だぜ!よろしくな!」
この人が『ぱっつぁん』か。
「俺は藤堂平助っていうんだ!平助って呼んでね!」
この人は目がくりくりしてて結構童顔だな…。
「俺ァ原田佐之助!十番隊組長だ!
槍使いだ!!」
さっきの襖開けた人。
土方さんにめっちゃ怒られた人。
一人一人キャラが濃すぎて忘れちゃう方が逆に難しいかも(笑)
「みなさん、少しの間ですがよろしくお願いします!!」
「まだ幹部はいっぱいいるんですけどね(笑)」
沖田先生が笑いながら言う。
まだいるの…。

