でも、光くんのお父さんの仕事がうまくいって他の所へ移ることに…。



まあ、いまで言う「遠距離恋愛」ってやつ?笑


あたし、光くんが引っ越す時、すっごく泣いたの。
そしたら、光くんは優しく抱き締めてくれて


「どこに行っても、俺は志帆のことずっと好きだから。信じてるから。」


って言ってくれて…。
最初の方は毎日電話してたけど、だんだんメールになっていって、今はなにもしてない…。



何かあったのかなって思うこともあった。でも、そういう時こそ光くんの言葉を思い出して頑張ってきたの!


光くんはあたしの全てなの!


だから、会えるのがとっても楽しみ♪
光くん…どうしてるかな…?



ボーッとしてると、ママが朝ごはんのパンを差し出してくれた。



すっごくお腹すいた~!



「ありがとう、ママ!」

「いえいえ♪」


「ちょっと時間も早いし、何処かで休憩していくか!」

「オッケー♪」



パンを頬張りながら、返事をする。



パパが、曲がり角を右折した瞬間____