恋愛七変化in幕末!?



「…仕方ないですね、失礼しますよ。文句言わないでくださいね~。」



あたしの様子を見て全てを察したのか、先生はそう言ってあたしの背中と膝の裏に手を入れた。
その瞬間ふわっと体が浮いて今置かれている状況か理解するのに少し時間があった。


…そう、先生はあたしを姫抱きしたんだ。


「…や、やめてください!
おろしてください、歩けますから!!」


そんな重いからだを持たせるわけにもいかないので、暴れて降りようとする。



ジタバタしてようやく左足で地面に着地する。
でも力が入らなくて、また地面に倒れてしまう。


こうなったら!
ほふく前進、服が汚れる覚悟でずりずりと前に進んだ。


半分、やけくそ。


あー泣きそう、涙出てきた…。



あたしがあの人たちから逃げるのは明らかに無理で、簡単にまたもとの状態に戻された。



もう、きっと逃げるのは無理だなって思った。