進学の時期になって僕は五郎ちゃんの事をぼんやり思い出した。 とても薄情だけど、事実そうだったんだ。 そういえば医者になりたいと思っていたことも思い出した。 全然忘れてた。 女の子のことしか頭になかったからね。