「ああ、随分と変わった。 でもすぐにわかったよ。 あの壊れかけた門を入ってきた時から。 歩けるようになったんだね」 「ああ。 五郎ちゃんのお陰だよ。 それなのに僕は、お礼も言わずにこの街を去ってしまった」