「ここは、健太郎君が居た病院じゃないのよ。

別の病院。


こども病院は火事で無くなってしまったの。


もう、解体されて跡形もないわ」


と見たことも無い看護士さんが教えてくれました。


健太郎君はハクモクレンの言葉を思い出しました。


僕を怖がらせないようにあんな話しをしてくれたのだと、思いました。