「雅ちゃん。
拓也がな、急に
お金を貸してくれって頼んできたんだ。

雅にプレゼントしたい物があるって言ってな。


雅ちゃんと会わないとき
拓也、最初らへんは
ずっとバイトをして
お金を貯めていたんだ。
でも、お金が足りなくてお願いされてな。
拓也、雅ちゃんを喜ばせたかったんだろうな。」




拓也っ…




私、拓也がいれば
それだけで幸せだったのに…
無理しないで自分のことだけを考えていればよかったのに…