あなただけでした…

手紙を見てみると




『雅、元気か?
この手紙を読んでるっていうことは俺は雅の隣にいないってことだよな。

本当にごめんな…

俺さ、雅なら俺を受け止めてくれるって思ってて
雅に好きって伝えたんだ。
何か、自分が病気じゃないって思うくらいに
幸せにしたいと本気で思ったんだ。
笑えるよなー。
本当に。
こんな病気で弱い俺が
大好きなやつを守れるはずがないからさ…

雅から守るって言われたときは本当に自分か恥ずかしくて情けないなって
思ったんだ。


だから俺が少しでも
雅の前で格好よくいられるように雅を笑顔にすることをしようって考えたんだ。


誕生日のとき
雅には指輪をプレゼントしたよな?
俺さ本当に病気なんかじゃなかったら雅を幸せにしたいから結婚しようとしてた。
だからせめても俺だと思って結婚指輪を雅に
プレゼントしたいなと思ってな…。