あなただけでした…

拓也の家に入るのは
初めてで緊張した。


座っていると
「雅ちゃん。
拓也は本当に幸せな人生だったと思う。
本当にありがとう…」



「いえ。」


「雅ちゃんに渡したいものがあるんだ」
「何ですか?」