あなただけでした…

私は急いで病院に行き
拓也の病室に向かった。



息使いが荒くて
意識朦朧とした
拓也がいた。


「拓也!!雅だよ?
しっかりしてよ!!」


「雅?来てくれたんだ…」
「拓也!!たくやっ!!…」



私は何度も拓也の名前を叫んだ。


そしたらそのとき
病室のドアが開いた。



「拓也大丈夫か!!」
拓也のご両親だった。


みんなに声をかけられ
拓也は必死に病気と闘った。