祈っていても その通りにはいかない所が本当の病気の恐ろしさだった。 拓也の病気は ますます進行していった。 抗がん剤の投与で 髪は抜け落ち 嘔吐を繰り返していた。 抵抗力も弱くなっていったのも事実だった。