あなただけでした…

拓也っ…。


私、拓也のことがっ…




「…好き、離さない。」

「雅どうしたの?」



「私、これから先もずっとずっと拓也のそばにいたいと思ってる。
ちゃんと現実と向き合って拓也を泣かせたりなんかしないから…。
拓也を私が守るから!
病気になんか負けないで…私がずっとそばにいるから!!」


私はいつの間にか
拓也を抱きしめていた。