あなただけでした…

そう言ってたんだ…。




「拓也のバカっ!!
どうして?
どうしてなの?
私はどんな拓也でも愛してるのに。
ずっと拓也のそばにいたいのに。
病気だったら尚更、私がそばにいて看病してあげたいのに。


どうしてよ!!!!!!」


「拓也は雅ちゃんのことをずっと気にかけてくれてるんだ。
拓也の気持ちもわかってやってくれないか?」




「…どこ?

??
「拓也がいる病院はどこなの!?
教えてよ!!」


私は泣き崩れながら
優人君にすがる思いで必死に何度も聞いた…。


「総合病院」


それを聞いた瞬間
私は一目散に総合病院に
駆け出して行った。