あなただけでした…

そしてとうとう
私の誕生日。


拓也は
またあの夜景が綺麗な
場所に連れて行ってくれた。
そして
急に腕を引かれ
抱きしめられた。
「どうしたの?」

「誕生日おめでとう。
産まれてきてくれてありがとう。
俺、雅のこと絶対幸せにするから…。

雅?
大好きだよ」


そして拓也が私に渡したのは


……


紛れもなく
指輪だった…。