高橋家

「・・・・・。」
「どうしたの?珀哉クン?」

しまった!あいつら出かけてねぇ!
くそ。このまま俺の部屋に誰にも会わずに行きたい!

「わーいらっしゃ〜い!彼女〜?」

出たー!!クソロリコン紅哉!

「わ〜ゆっくりし「はい。だまれ。」

クソ!彼女も困惑してるじゃねぇか!
俺は彼女の腕をつかみ部屋に向かった。
幸い誰にも会わず部屋に行けた。

「あのさ!珀哉クン・・・。」
「・・・ん?」

バタンッ!

「おやつ持ってきたよ!お兄ちゃん!」
「あ?あぁ ありがとう。」

クソガキ!!!こんな時だけ猫かぶりやがって!

「わ〜。妹カワイイ!」
「あぁ・・・。そうかな〜」

やっと静かになった・・・

「お兄ちゃん エ☆ロ☆ス!!!」
「「!?」」

壁の向こうから・・伊織の声が・・・。
しまった・・。隣は蒼哉の部屋だ・・・。

「・・あのさ!珀哉クン!」
「・・・ん?」
「さっきのお兄さん紹介してくれない?」
「は・・?」

まただ。また。
あいつらが家にいるといつもこうだ・・・。