「じゃ、みんなグラス持って~」

「はいよはいよ-」

「はい、瀬菜の♪」

慧ちゃんが
誰よりも満タンにオレンジジュースが入ってる
グラスを渡してくれた。

「あ、ありがとう♪」

「じゃ!」

と、
慧ちゃんが立ち上がった。



「瀬菜あいしてる~♪
 ハッピーバースデー!!!
 ・・・かんぱぁ~~~~~~~~~い!!!!!!」


「「かんぱ~~~~~~~~~い♪♪♪」」

チャリンチャリン..

グラスの音が部屋中に響く。