「え。ほんと?」 泣いてる顔を見られたくなくて 手で顔を覆って 必死に頷くあたし。 「・・・やったぁぁぁぁぁあぁぁあああぁぁぁああぁぁぁぁぁああぁっっ!!!」 両手を 天井に振り上げて バンザイをする慧ちゃん。 「絶対振られると思ってた。」 そう言って笑いながら あたしの涙を拭ってくれた。 「振るわけない。」 慧ちゃんは ほんのり顔を赤くして くしゃくしゃってあたしの頭を撫でた。