「奏の前で活躍できるように頑張るわ。」



そういって信号待ちをしてる私の頭をポンポンっとたたいた。



とうくんはずるい。

こうやっていつも私の心を掴む。



叶わないこの思い...辛いよ。


とうくんは本当にモテる。



告白されてるところをよくみる。



でも、いつもその告白を、

「俺、ずっと好きな人がいるんだ。」


といって断るらしい。



胸が痛い...



私の片想いは、とうくんには言えない。



幼なじみっていう特別な関係があるだけで充分。