「うん……、だけど…」
少しうつむいた私を見て、瞬人君は口を開いた。
「家、ねぇの?」
えっ?
「なんで気付いてくれたの…?」
「そ、そんなの……」
顔を赤くして口をもごもごする瞬人君。
「?」
首を傾げて見つめる私を見て、瞬人君は更に顔を赤くした。