「あはははははっ」
え??
山下君!?
「お前、いつまでも馬鹿だな!」
なっ………!?
「何がよ~」
まだ笑ってるし……。
「お前、ここ……誰の家だか知ってっか?」
え?
ここは私の家………って、違う!?
家具が全然違う……。
家の構造は一緒……?
「もしかして、家具取り替えた!?」
また笑い出す山下君。
「ここ、俺んち。んで、お前の家が、そこ」
つられて指差す方を見る……。
だけど、あるのは壁ばかり。
分からなくて首を傾げる。
少し顔の赤くなった山下君は、目を逸らしながら言った。
「隣がお前の家…」