<瞬人side>
「大丈夫、なんもしねぇよ」
出来るだけ真顔で言った。
「…………分かったわよ」
附に落ちないというような顔をしている彼女をよそに俺は背を向けた。
「あ、あんたね!」
………まだ何かあんのかよ。
「愛美に変な事でもしたらただじゃ置かないんだからね!」
ふふっ。
「分かってるよ」
そういってカラオケを出た。
「俺はなにしてもいいんだよ」
ニヤリと笑って歩き出す……。