ホントに好きだった

「はぁ~…」
今日はあの日か…。

「愛美?」
はぁ……。
今日はやっぱり憂鬱だな……。
「愛美!」
「え……?」
びっくりして声のする方を見た。
「ま、マキちゃん…」
そこに居たのは私の親友の西町麻季ちゃんだった。
「もう!さっきから呼んでんのに」
嘘!?
全然気付かなかった……。
「ご、ごめんね?」
マキちゃんは怒ると怖いから今のうちに謝る。
「ま、そんな事はいいの」
え?
何の話だろ……。
「どうかしたの??」
キョトンとした顔でマキちゃんを見つめる。
「今日……」
ビクッ。
今、自分の体がこわばったのが分かった。
「な、なに??」
声も裏返ってる……。
「今日って、………あの日よね…?」
ドクン……。
“あの日”………。
それは、私の大好きだった初めての彼氏と別れた日。
「…………なんであんなヤツのことを今でも想い続けてんの?」
………。
分からない。
でも、確かにまだ諦められない。
「なんで………かなぁ…?」
あはは、と笑う私。
「愛美??」
あ……。
「マキちゃ………」
ヒック………。
「愛美!?どうしたの……?」
心配そうに私を見つめるマキちゃん。
なんで今更泣いちゃうの……?
私、こんなに弱かったっけ?
「大好きだったもんね……」
え??
マキちゃん??