耳元でそう言われて、顔が赤くなったのがわかった。 私は影途を強く抱きしめ返した。 すごくドキドキしてる自分がいたから… 『葉穏?』 「影途の事、好きになっちゃうじゃん」 気づけばいつも側に影途は居てくれた。 辛い時も、嬉しい時も、泣いてる時も… 私を嫌がらず、強く抱きしめてくれる。 そんな影途の事、振れるわけないよ。