拓也は私が好きなのだ。 うぬぼれではない。 実際に告白されたこともある。 中一の夏だ。 今から一年前。 「好きって言ったらどう思う?」 告白とも違う。 告白の告白みたいなもの。 「どうって?」 「俺、千夏が好きなんだ。」 私はそれを断った。 「そっか・・・。でも今まで通り 接してくれないか?」 もちろん。 そんなこんなで今に至る。