「由紀恵、千夏、久しぶり。」
墓に現れたの一人の男性。
「あっ、鳥海さん。久しぶりです。」
姉が笑顔であいさつした。
私は知らない人だ。
しかし、何故か懐かしさを感じる。
「千夏、この人は鳥海さん。
私達の面倒を見てくれてる人。」
スーツを着こなした
きっと歳は50歳ぐらい。
「会ったことはあるんだけど、
覚えてないだろう。
あらためて自己紹介するよ。
鳥海恭介です。よろしく。」
優しい笑顔で丁寧に自己紹介してくれた。
私も慌てて自己紹介する。
「原田千夏です。
いつもありがとうございます・・・?」
ちょっと疑問形になっているのは
姉の紹介がよく分からなかったから。

