月夜の翡翠と貴方【番外集】



だから俺は、意地でも守るよ。

最低でも、冷酷でも、それでも。


ジェイドが俺の隣にいる、その奇跡みたいな『偶然』を。





「ねえ、お願い。ほんの少しだけでいいから、扉を開けて」


甘ったるい声が、室内に響く。

扉越しに聞こえた見張りの男の声は、『何を言ってるんだ』だった。

私はクスリと笑って、トン、と扉をノックする。