だから俺は、意地でも守るよ。 最低でも、冷酷でも、それでも。 ジェイドが俺の隣にいる、その奇跡みたいな『偶然』を。 * 「ねえ、お願い。ほんの少しだけでいいから、扉を開けて」 甘ったるい声が、室内に響く。 扉越しに聞こえた見張りの男の声は、『何を言ってるんだ』だった。 私はクスリと笑って、トン、と扉をノックする。