「…絶対、助けに行く!」 周りの男達がニヤニヤ笑うなか、私はこくりと頷いた。 タツビとネオが、嗚咽を漏らして泣いている。 乱暴に男達に引っ張られながら、私は唇を噛みしめて前を向いた。 悔しい。 何もできない自分が、悔しい。 だから、今私ができることは。 ……彼が来るまで、この子達を命をかけて守ること。