ある日、ウチの前にリムジンが止まっていた。
「相原千夏(アイバラチナツ)さんですか?」
車から一人の男が降りてきて、私にそう聞いた。
「え…あ、はいそうですけど…」
すると、いい終わらないうちに車に連れ込まれた。
「きゃあっ!なにするんですか!?」
「あなたは、売られた」
「え…」
ウラレタ…?
「な…んで…?だれに…?…」
「あなたは借金で首が回らなくなった父親に売られた」
男はとんでもないことを淡々と話した。
「私は…どこに連れていか…れる…の…?」
私は震えながらも男に聞いた。
「千波グループのご子息方の性奴隷となる。」
千波グループといえば、私でも知っているくらいの大企業。でもそんなことより、
「せ、性奴隷!?!?!!!?」
そこからは泣いてしまって覚えてない。
きがついたら、ベッドに寝ていて、見知らぬ男達にかこまれ、みおろされていた。
(うわぁ、みんなすごいイケメン…)
そんなことを思っていると、その中。一人が口を開いた。
「あ、…エート大丈夫…?…」
「……あなたがたは…誰…?」
「ああ、そうだったね。僕は千波勇季。
千波家の次男。ゆうって呼んでね。21歳」
「俺は、千波家長男旬季だ。23歳」
「………幸季………三男………19」
「俺は~~桜季~~四男~千夏ちゃんと同い年の17歳だよ~~~ホントは「おうき」
だけど、ようって呼んでね~~~」
「僕っ…風季ってゆーの。15歳。千夏ちゃん、僕のコト、スキになってくれる?///」
え~っと、整理すると、
長男•旬季•23•とりあえず旬さん。オレ様。
次男•勇季•21•ゆうさん•優しそう。
三男•幸季•19•こうさん•無口ボーイ。
四男•桜季•17•ようさん•チャラ男
五男•風季•15•ふうくん•かわいい