Angel ring

恋愛(その他)

静魔/著
Angel ring
作品番号
8726
最終更新
2007/06/23
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
6
いいね数
0
 眩しくオレンジ色に照らされた駅前、にけたたましい人が集まっていた。
 ざわめきが轟音のように鳴り響き、空気が揺れている。
 集まる人々の目に映っているのは、夕陽でセピア色に染まった女子高生の制服と、枯れた一輪の薔薇の花だった。
 そして空からは、淡い雪が舞い降りはじめていた。

 無数の星が夜空を飾りだしてもなお、人々はまだその哀しい画を見つめていた。
 やがて、鼓膜を揺らすパトカーのサイレンと、お多くの報道陣が押し寄せ始めた。
そのようすはまるで津波のようで、人々はその波に飲み込まれ、海の藻屑となっていった━━━━

目次

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop