待ちに待った当日、私は撮影の時と同じ髪型、同じ服装で行った。なぜかというときずいてほしかったから。

会場はもうすごい人だった。一番前の席に座り時間を待った。最初は映画を見るとこから始まった。

私はそこで衝撃的なものを見てしまった。
なんと、なぜか私がアップで五秒くらいうつったのだ。
画面一面に私。
どーゆうこと。。
ありさちゃんと顔を見合わせた。
映画が終わり休憩があった。

「ありさちゃん。見た?どーゆうこと。あんなのありえる?いくらエキストラでもアップってわけわからなすぎるんだけど。」

「かおりちゃんすごいぢゃん!あたしもよくわからないけどさ。」
なぜか、ありさちゃんが笑っていた。
私は恥ずかしすぎて、映画作った人に文句が言いたかった。

さらに舞台挨拶で信じられないことがおきた。

出演者達と監督やらプロデューサーがでてきた。

まずは、監督挨拶。

「え〜今日は試写会に足を運んでいただきありがとうございます。先にお詫びしたいのですが、一部エキストラの方のアップがございました。本人に承諾もせず勝手に使ってしまい申し訳ありませんでした。出演者の熱い思いがあり是非使ってほしいと言われました。」
すると、ゆうくんがマイクを握った。

「え〜今監督からありましたように、僕の意見です。ライブにきて感動してくれてるシーンも必要だと思いました。しかも、一番前で皆と違うことができるそこにまた感動しました。本当にすいません。」

私は嬉しすぎて涙が溢れた。

試写会が終わり、会場をでるとなぜか、私の写真のパネルをもったスタッフがいた。

「かおりちゃんのこと探してるんぢゃない?」

「うそっ。。まぢ。。」
私は恐る恐る近づいた。