何処までも
俺の前には兄貴って壁が聳えてた。




あの器の大きさに
永遠に叶うことなんてないって
思ってた。




だけど……
本当は違うんだ。




兄貴みたいに器がなくても、
俺は俺自身で歩いていける。




本当に大切なのは
『信じること』。



弱い自分を受け入れて、
自分を信じて歩き続ける。





たったそれだけの繰り返しの日々が
いつかの未来に繋がっていくんだ。






回り道をして気が付いたのは、
有り触れた日々の大切さ。




ただそれだけだったけど……
だからこそ、今は
真っ直ぐに大切な人と奏でる
未来だけを見つめることが出来る。



これから奏で続ける
最愛の唯ちゃんとの協奏曲。





俺の精一杯で
包みこむから……。






Love Songを君に……。



たった一人、
最愛の貴女と奏で続ける未来【協奏曲】







第二章

The End