Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】



二人の理事長は、
膝を折っている
最前列の方へとゆっくりと歩くと、
今度はお二人が腰を折る。



そこに姿を見せたのは、
かっちりとスーツを着こなして、
髪型を変えた男性が姿を見せる。



その後ろには、何故か
託実さんと憲さんが続いてる。




「遅くなりました。

 瑠璃垣伊吹【るりがき いぶき】
 到着いたしました」



その声は確かに
聞き覚えのある十夜さんの声で。



十夜さんは、
そのまま今見た光景そのままに、
今中にいる人たちの前で、
静かに膝を折る。


全てがまるで映画の
ワンシーンを見てるみたいで……。



「唯ちゃん。
 
 大丈夫、唯ちゃんと雪貴の身は
 ちゃんと十夜が守ってくれる。
 
 兄さんたちも居るだろ。

 事務所の社長たちもいるんだ。
 ドーンと構えてな」


そう言って託実さんは
私の背中を押した。


私の体が室内に入った途端に、
背後で重たい扉がゆっくりとしまった。




臨時理事会が始まる。