Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】






翌日から、私は学院の調査委員会に
呼び出される。


校長からの呼び出し。

そして学院から保護者達への
説明会を経て、最後に訪れたのが
最大の難関。



神前悧羅学院理事会からの呼び出し。






「唯香、化粧は女の武装。
 気合入れて言っておいで」



かっちりとビジネススーツに武装して、
百花のメイクで訪れた
理事会役員のみが使用することが出来る
迎賓館の一室。




重たいドアの前に立って、
深呼吸。




覚悟を決めて、開いた先には
思いがけない人たちが姿を見せていた。




裕先生と裕真先生。
高臣さんと宝珠さん。


えっ?
どうして……。



その他にも、流石悧羅だと思える
業界の有名人たちが
次々と顔を並べる。



こんな人たちの前で……
取り調べなんだ。


そう思うと足がすくんで
入ることすら出来ない。



するとふいに、会場内に居る
人たちが一斉に、
腰を折って悧羅学院特有の
敬意を示す行動に出る。



「ご無沙汰しています。
 紫さま。理事長」


理事会たちが膝を折ったその花道を
ゆっくりと中央に歩いて行く、
前理事長。

そして現理事長。