会場内は盛り上がって
披露宴のは終わった。
雪貴と再会した私は、
その日、伊舎堂グループホテルの
一室を借りて泊まった。
ただお互いを強く感じるように、
ベッドの中で抱き合った。
雪貴の温もりがする……。
それだけで、
アイツの恐怖から
解放されたみたいで
幸せだった。
翌日、学院に出勤した私は
思いがけない状況に遭遇した。
校内に張り巡らされた
何枚もの雪貴との2ショット写真。
百花の結婚式場で
抱き合った最新の写真まで
張り出されてた。
暴露された情報は
それだけでは終わらない。
学院内を騒がせた写真は、
ゴシップ記事が専門の出版社にも
持ち込まれたらしく、
AnsyalのTakaを
誑かせた【たぶらかせた】
音楽教師として、
あることないこと書き綴られていた。
その場で立ち尽くす私を、
冷たい視線で見続けるアイツ。
生徒たちが私を見る視線も
居心地が悪い空間へと
一夜のうちに姿を変えてしまった。
アイツが犯人なのだろう。
それはアイツの前から
私が逃げ出した報復。
公になってしまった今、
私が出来ることは、
全てを自分で背負って、雪貴を守ること。
これ以上……
私のことで雪貴を傷つけたくない。
強く願った。



