その缶詰の中に私も
押し込められて
二駅我慢。




二駅後、
ドアが開かれるや
一気に
外に出ようとする力に
押し出されて
……流される私……。




体制を崩して
こけそうになる私を
家の制服を着た生徒が
受け止めて助けてくれる。





「おはよー。

 唯ちゃん」


「おはよう。
 さっきは有難う。

 おかげで助かったわ」




私より高い身長を
ゆっくりとみあげる。