変わらなきゃいけないって思ってたのに、
だけど変わることなんて出来てない。


変わったつもりに……
なってただけ。





本当に大切なものは、
その人を傷つけて……
ようやく気が付ける。




意識の分散が
うまくできないから……
いつも傷つけてから、
自覚するんだ。





百花の親友なのに、
大親友のはずなのに
私、百花のことを何も知らない。




私が、私のことだけで
いっぱいいっぱいだったから。






隆雪さんが旅立った時、
あの日……百花は、
私の傍に居なかった。




百花だよ。


あの百花が、
隣に居なかったってことは
普通じゃありえない。




ありえないはずなのに、
何も思わずに、
その事実を受け止めて
私は自分のことだけでいっぱいいっぱいで。




そのまま連絡ないのは
無事な証だよねっなんて
適当に理由をつけて、
雪貴にばっか意識がいって。



今の自分の生活を守るのに
必死になっちゃった。