俺の時代になってからの
Ansyalのジャケット。



俺のTakaの部分だけ
顔を刃物で
ザクザクにされたもの。





俺の存在を否定する
様々なものが、
様々な形で届いた。






そんな様々な、
兄貴を慕うファンの想いに
俺は、俺だけが傷ついたように
閉じこもって姿を隠してきた。






今も耳を塞ぎ続けてる。




傷つくのが怖いから。



だけど本当の俺自身を探す旅なら、
逃げることなんて許されないんだよな。



その全てを受け止めて、
前に進まないと、
何時までも俺自身は何も変わらない。





増えていく傷跡に
怯えながら過ごし続ける時間は
あまりにも闇に捕らわれすぎて
生きている俺自身さえも
否定してしまいそうになる。



俺が傷つけた
兄貴の宝物もそうなんだ。





あの日から……それぞれが、
同じ暗闇を彷徨ってる。




そんな気がする。



三か月以上が過ぎて、
ようやくそう言う風に
考えられるようになった。





なぁ……兄貴、



どうしたら俺は
俺を取り戻せる?