大好きな隆【Taka】。

隆雪さんが旅立って、
暫くは自分のことしか
考えられなかった。


荒れて、パニック起こして
散々、振り回して雪貴にも
酷いこといっぱい言った。


そんな雪貴の壊れた心なんて
気づく余裕もなくて。


だけど流れていく時間は、
ちゃんと私を包み込んで、
前へと新しい一歩を
踏み出させてくれる。


ゆっくりと物事を
見つめられるようになった
私の時間を包み込んだのは、
とても穏やかな時間。



目を閉じれば、
今も隆雪さんと出逢ったあの日が
私を優しく包み込んで、
心を穏やかにしてくれる。