兄貴が死んだあの日から、
俺の時間は止まった。


壊れかけのネジを
必死に回し続けて
歩き続けた時間は
Ansyal、ラストLIVE。


兄貴の告別式の日を
最後に停止した。



自分でも
びっくりするほど
ストンと動かなくなった。




Takaのファンも
全てが俺を
受け入れてくれるわけじゃない。



突きつけられる
言葉の刃に、
何もできないまま
ただ追い詰められていく
時間の中で、
ただ一人、暗闇の中もがき続けてた。



あの再生と終焉のあの場所に
唯ちゃんと裕先生が来てくれて、
唯ちゃんと関わるようになって
動き始めた時計。



俺は暗闇から、
一歩踏み出した。