テーブルの上に
ゆっくりと
押し出すように置いた
宝物。
「これは?」
CDと手紙を見て、
はっと、驚いたような表情を見せたのは
悠久先生。
「その様子だと、
このCDについて、
ご存じみたいですね」
悠久先生は、
ゆっくりと頷いた。
「唯香さん、
読ませて貰っていいかな?」
裕先生の言葉に
私はにっこり笑って頷いた。
そこに語られていた
真実を、
裕先生はゆっくりと読み切ると、
その隆雪さんからの手紙を
悠久先生にも手渡す。
手紙読む間の
静かな沈黙が、
周囲を静寂に包みこんでいく。
全てを読み切った
悠久の先生は、
丁寧に手紙を折りたたむと、
私の前へと置いた。
「隆雪君はこうなる未来を
考えてたんですね」
悠久先生は
しみじみと紡いだ。



