「裕さま」
主治医に向かって、
若い女性が一礼してお辞儀する。
「裕真の許可は貰ってるから。
彼女に着替えを。
その後、少し席、
外して貰っていいかな?」
「かしこまりました」
女の人は、
上品にお辞儀をした後、
私を誘導して、
奥の部屋へと連れていく。
「サイズ、
あうかしら?」
彼女に手渡された、
ストッキングを手にして、
やぶれたそれを、
ゆっくりと脱ぐ。
脱いだ後から、
温かいタオルで、
彼女は私の両足を
拭いてくれて
軽くオイルを
つけてマッサージ。
軽くほぐして貰った後、
もう一度、真っ新な
ストッキングを脚を包んで
ハイヒールを履くと
その場所へと戻った。
私を送り届けると、
彼女はそのまま、
何処かへ退室していく。
それと入れ違いに
顔を覗かせたTakaの主治医。
ネームプレートに
記された名前は
高遠悠久【たかとお はるか】。



