そう思った。
全てを覚悟して、
唯ちゃんを
再び、暗闇に突き落そうとする俺。
俺はまた
唯ちゃんの笑顔を摘み取るんだね。
唯ちゃんは、
何処までも優しく
俺に寄り添って、
病院までの道程、
俺を支え続けてくれた。
タクシーの中から
連絡した両親は、
すでに何かを感じて
大学病院に
到着したところだった。
タクシーの車内、
奮い立たせるようにして
大学病院に
ようやくの想いで辿り着き、
兄貴の病室へと駆け込む。
兄貴のベッドサイド。
兄貴にとって、
親しい馴染み深いメンバーが
病室に全員入って、
兄貴の手を握りながら
座り込んでいた。
ふらふらっと
俺も兄貴の元へと駆け寄って、
ベッドサイドに座り込む。



