あの日から
ずっと続いてきた
唯ちゃんとの時間。



その時間は俺にとって、
かけがえのない大切な時間。




暖かく甘い、
そんな時間。




何処までも
長く続いてほしい
そう願った夢の時間は
突然、鳴り響いた
一本の電話で、
無常にも終わりを告げる。





唯ちゃんのマンション。


いつものように
二人を包む暖かい空間に
突然鳴り響いた電話。





唯ちゃんに一言断って、
携帯電話を手に取る。



液晶に映るのは、
神前大学附属病院。