真っ暗な画面。 その文字だけが 真っ白に映し出されていた。 今も眠り続ける彼を見つめて、 愛しさのあまり、 再び、その唇に口づける。 その腕が、 首の後ろに回り込んできて 引き寄せられる。 成されるがままに、 彼の上に倒れ込む私。 「唯ちゃん、おはよう。 いい匂いがする」 そういって、 私を抱きしめた。 翌朝は祝日。 休みなのをいいことに、 私たちはそのまま 何度も何度も愛し合った。