どれだけ、
唯ちゃんと二人だけの
楽しい時間を
過ごしていたように感じても
唯ちゃんは……遠くて。





こんなに近くにいるのに、
触れることすら出来ぬ
高みに居る。






一緒にいる時間が
長ければ長いほど、その現実が
俺の中に突き刺さっていく。






こんなことなら、
Takaとしての
時間だけでもいい。




唯ちゃんと
触れることが出来てた時間の方が
幸せだった。






都合いいことばかり
考えてる、
そんな自分にも嫌気がさす。






学校。


通学時間。



当たり前のように
繰り返しつづける日常。