私は何処に
行こうとしてるんだろう。




私は何がしたいんだろう。





鮮やかな世界は
全ての色彩を失って、
白と黒のモノクロの世界が
目の前にただ存在するだけ。




『唯ちゃん、兄貴だよ。

 Ansyalのギター。
 唯ちゃんのTaka。

 消えたい唯ちゃんを助けた
 唯ちゃんに、
 AnsyalのCDを送った
 Takaは兄貴だよ』



脳裏から
離れることがないのは
私を突き落した、
宮向井くんの言葉。




私の視界に映した
ベッドに横たわり続ける
Takaの姿。