俺が夢見たもの。




それは唯ちゃんが、
兄貴のTakaの傍じゃなくて
俺の傍で
全てを真実を知っても尚
笑い続けてくれること。






俺が望んだ未来。






だけど……神様は
許してくれなかった。



抱き続けた想いは、
あの日を境に
音を立てて割れた。





……そう……。



唯ちゃんの心のガラスが、
粉々に砕けた
兄貴の病室で。